私がした面接対策と、実際の面接での質問内容などを振り返ってみる。
まずカードを用意するために、私自身の価値を客観的に考えてみた。
強みとなる点
・年齢:20代半ば
・前職:証券営業4年
ITエンジニアを目指すうえで弱みとなる点
・未経験であること
・スクールにも通っていないこと
・文系であること
・自己都合退職であること
未経験者採用の求人であるため、未経験であることはほかの転職生と同じだが、スクールに通っていたかどうかでは、ITエンジニアになる覚悟の部分で差が出てくると思った。
それを補えって上回れる個所をアピールするカードを用意することが必須。
私には前職で頑張ってきたこと、そこで培った能力をIT業界でも応用ができることをアピールするしかなかった。
営業で身に付けたコミュニケーション能力
これに関してはどの業界に行っても求められるはず。
営業、それも証券での飛び込みで培ったものだ。他社にはなかなかないアピールポイント。
証券営業で培った情報処理能力
新しいことに挑戦するうえで、学び理解することが求められる。
日々日経新聞を読み、専門用語をかみ砕いて顧客に分かりやすく説明する。
情報を常にアップデートし吸収する。
私のカードはこの二つだけだった。
あとは若さとやる気と、印象の良さを出した面接官のやり取り。
ここで顧客との商談の経験が活きたと思う。
カードを用意し、次に面接を受ける会社のことを調べた。
HPから企業理念や社長のコメントなど。
共通している考えや、複数登場するワードから、その会社の大切にしている考えを読み解く。それを志望理由に盛り込んで展開させる。
こう振り返ると、我ながらに優秀な転職生のように見える。
実際、面接での受け答えも反応も悪かった会社はなく、案外すんなり決まりそうだなと思っていた。
しかし、なかなか決まらず不採用通知が続いた。
自信があった分、結構ショックを受けた記憶がある。
その時は原因がわからず困っていたが、今はその理由が何となくだがわかってきた。
したいことが明確に示せなかったことが一番の理由だと思う。
インフラ、Web系、サーバー系など幅広く展開している会社に対して、
「ITエンジニアといっても種類は様々。未経験者ですので、まずはいろいろなことに触れてみたい。そのうえで、私に合う分野を見つけたい。」
という受け答えをしていた。
私なりに、いろんなことを触ってみたい、というやる気のアピール、会社の方針に従うアピールであったのだが、会社からすると、目標が漠然としていると映ったのかもしれない。
もし次に転職活動をする時があれば、この点は大きな反省点だと思う。
次は、実際私が受けた面接での質問内容についてまとめようと思う。
6,7社受けたが、基本的に同じようなことを聞かれた。
そこから、会社は未経験者にどんなことを求めていたのかを振り返って考えて煮たいと思う。
続く。