57日目 セキュリティ
現場入場を2日後に控え、今日はセキュリティの重要性について学んだ。
入場するに際して、各々にICカードが支給される。いわば、現場の鍵だ。
基本はそれを扉にかざし、ロックを解除するようだ。
もし、それを無くしてしまったら、というお話。
そのカードの弁償、で済めばいいが、そんな軽い話ではなさそうだ。
現場は膨大な個人情報を扱う。
その一部でも外部に漏れたら、それは個人情報漏洩でもんでもない事故となる。
それを防ぐため、現場の誰か一人でもカードを紛失してしまうと、場合によっては、現場全体でセキュリティカードの入れ替え、鍵の交換となる場合がある。
数人での現場ではなく、数百人が働く現場なら、その費用は馬鹿にならず、その責任をその紛失した者に求められると、それは個人では負担できないような損失となってしまう。
仮に、それにより個人情報漏洩となってしまったら、とんでもないこと。
損害賠償額は億単位。
もう終わりだ。
そうならないために、カバンは手持ちではなくリュックや肩がけのもの。
電車では網棚にカバンを置かない。
など、いろいろな注意を受けた。
これからITで生きていこうと思うのなら、よりこの分野には注意する必要があるようだ。